両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿SeasonⅣ ②

Season Ⅳ ②心身ともに

Sumireさん(埼玉県内の女性)
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)
 
Masa 3月10日、東京・霞が関の厚生労働省で「親子の面会交流を実現する全国ネットワーク(親子ネット)」が記者会見を開き、緊急アンケート「わが子と離れて暮らす母親」の結果を報告しました。子供と別居したすべての母親が心身面での不調を発症し、74%の母親が複数の心身面の不調を発症しているということです。
Sumire 私は夫から長年にわたり心身両面の暴力を受けてきました。結婚当初はそれがDVだと分からず、男性は怒ったら手が出るものだと思っていました。初めは一発殴られるだけだったのが、「死ね」「俺の人生の邪魔だ」と言われながら執拗に殴られるようになりました。
 警察に行くと「夫婦げんかを子供の目の前で見せたこと」により「面前DV」の加害者とされてしまいました。精神的にも肉体的にも疲れ果て不眠症になりました。夫はそんな状態になった私を精神不安定者として警察に通報し、強制的に43日間入院させられました。
Masa 大変つらい思いをされたのですね。
Sumire 今は子の引き渡しの審判中ですが、この10カ月の間、子供に一切会えません(3月10日時点)。「ママは病気で5年は会えない」と子供に言ってあると相手方弁護士から聞かされました。
 子供は毎日のように夫から殴られる私を見て「パパ大っ嫌い、交換してほしい」と私に訴えていました。子供に対する愛情もなく、「子には悪いが、俺には俺の人生がある」と言ってきた夫が、離婚に有利になるよう子供を利用しています。
 警察も市役所も児童相談所も、夫の暴力を認定しているにも関わらず、連れ去ってしまえば暴力など関係なく「監護の継続性」で夫に監護権が与えられます。そんな裁判所の運用も〝連れ去り勝ち〟をもたらす要因です。
 シェルターに入れば子供から日常生活を奪って転校させてしまうのでかわいそう、そんな思いで暴力に耐えてきました。それなのに子供にこんなつらい思いをさせてしまっています。
 願いは一つだけです。どうか愛する子供との穏やかな日々を返してください。

Season4-2
寄稿一覧に戻る

更新 2022-04-11 (月) 06:51:09
a:468 t:1 y:0

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional