両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

平成24年10月27日、読売新聞

きしむ親子⑤ 再婚義父 少女を虐待

 「急に全然知らない人が来て、どうしても『お父さん』と呼べなかった」西日本に住む10代後半の少女は、母親が同席した取材に、消え入りそうな声で言った。
 母親が自分と妹を連れ、義父と再婚したのは4年前。義理父は幼い妹を棒でたたき、「おまえなんか死んでしまえ」などと理不尽な怒りをぶつけた。そんな義理父に、少女はどう接していいか分からなかった。
 数年前から、義理父に性的虐待を受けるようになった。「ママに言ったら、家族はバラバラになるぞ」などと脅され、誰にも相談できなかった。昨年になって、ようやく母に打ち明けることができた。
 この告白を機に、義理父は逮捕され、実刑が確定した。
 (中略)
 児童虐待は、なぜ起きるのか。厚生労働省は、自治体向けに作成した手引きの中で、「虐待のリスクのある家庭環境」として、貧困や夫婦の不和のほか、同居人がいる家庭、子連れの再婚家庭などを挙げている。
 昨年摘発の409人のうち、養父や継父、母親と内縁関係にある男性は計142人(35%)で、134人の実父(33%)、119人の実母(29%)より多かった。
 (後略)  
※詳細は、掲載記事を参照ください。

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