平成26年4月1日、時事通信2
「国際潮流見据えていく」=寺田新長官が就任会見-最高裁
1日付で第18代最高裁長官に就任した寺田逸郎氏(66)が同日記者会見した。国際結婚が破綻した夫婦の子どもの扱いを定めたハーグ条約の発効に触れ、「裁判所にとって、家庭内の出来事や国際的な広がりのある分野も視野に入ってきており、国際社会の潮流も見据えて検討を深めたい」と抱負を語った。
裁判官出身ながら法務省に20年以上在職し、在オランダ大使館にも勤務するなど経験は多彩だ。「(さまざまな)制度の在り方についてより根源にさかのぼって見直さなければならない場面が出てきたとき、自分の経験が役立てば」と話した。